【あれもこれも億劫で…😞】お風呂もメイクもキャンセル気味。これって“セルフネグレクト?”

【あれもこれも億劫で…😞】お風呂もメイクもキャンセル気味。これって“セルフネグレクト?”

ORBIS Web マガジンで好評の連載、なんでも相談室「今日はどうされましたか?」がコミュニティでも読めるようになりました🎊✨

この連載では、体や美容にまつわるちょっとしたお悩みから日々の気になることまで、専門家がやさしくお答えしていきます👩‍⚕️

今回のテーマは…

「お風呂もメイクもキャンセル気味。これって“セルフネグレクト?”」😰

コミュニティでは記事を読むだけでなく、

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本日のお悩み

お風呂、メイク、外出と、最近いろんなことをキャンセルしがちです

仕事と育児・家事で疲れ果て、お風呂をキャンセルしがちだったのですが、近頃は外出して友達に会うことすら億劫に…。「◯◯キャンセル界隈」、「セルフ・ネグレクト」というワードを耳にするようになりましたが、私って当てはまりますか?

最近よく耳にする“◯◯キャンセル”と“セルフ・ネグレクト”

清水:入浴やシャワーをしない「風呂キャンセル」という言葉が昨年バズって以来、「ご飯キャンセル」、「外出キャンセル」…と、いろんな“キャンセル界隈”の声を聞くようになりました。と同時に、耳にするようになったのが「セルフ・ネグレクト」というワードです。

岸:そうでしょうね。それは衛生的な行為である「風呂」のキャンセルが、セルフ・ネグレクトの傾向と見なされる場合があるからでしょう。

清水:調べてみると、2020年に千葉県浦安市が行った「セルフ・ネグレクト対策に関する調査分析」では、すでに20代から80代までの幅広い世代で「セルフ・ネグレクト」が疑われていると報告されているんですよね。

岸:「セルフ・ネグレクト」という言葉が使われ始めたのは近年ですが、その概念自体は1950年代からアメリカで研究されてきたものです。

清水:そもそも、「セルフ・ネグレクト」はどういう状態のことをいうのでしょうか?

岸:簡単にいうと「生活に必要な行為をしないこと」。「生活に必要なこと」には大きく分けて2つあり、自分自身に必要なセルフケアと部屋を片付けたり整える住環境のケアになります。例えば、自宅に過度なゴミが溜まってしまう、無気力で食事をとることもしない、などが挙げられます。

岸:ただ、一時的な「風呂キャンセル」がセルフ・ネグレクトかというと、そうではありません。衛生に関する考え方は人それぞれですし、疲れて入浴したくない日は私にもあります(笑)。セルフ・ネグレクトとの境界線は、「今までできていたことが、できなくなる。その状態が続く」ところにあるんです。


何かを失うショックな出来事がセルフ・ネグレクトの引き金に

島田:今振り返れば、あれはセルフ・ネグレクトの入り口だったのかなと思うことが…。一昨年に父を亡くした時です。本当に悲しくて落ち込んで、毎日欠かさなかったスキンケアをする気力もない、日課の晩酌もできないという日が続きました。

岸:そうでしたか…。喪失体験を伴うライフイベントは、セルフ・ネグレクトに陥るきっかけになりえます。家族や友達、ペットといった大切な存在を亡くすだけではなく、仕事を失う、病気等で健康な体を失うといったことも原因に挙げられますよ。

清水:心がショックを受けて、今までできたことができなくなると…。それって、誰しもがセルフ・ネグレクトの状態になる可能性がありますね。

岸:そうなんです。でも島田さんのように、またある時点からご自身の習慣ができるようになれば大丈夫。できない状態が半年から1年以上続くようなら要注意です。

島田:私の場合はなんとか2週間ほどで立て直しました。ビューティディレクターという仕事柄、私がお手入れしないのはありえないですし、チームメンバーへの責任感を力に変えて、どうにか復活できた感じがしています。

ケアするコツは“変化”を自分に与えること

清水:なかなか復活できない場合は、どうしたらいいのでしょうか?

岸:一つは、変化を取り入れること。セルフ・ネグレクトはだんだんと変化を受け入れるのが難しくなっていきます。極端な例ですが、例えばゴミ屋敷に住む人は「今の状態を変えたくない」んですよね。今の状態に安定があり、安心感があるので。

清水:なるほど、変わらないからこそ得られる安心感…。

岸:そこで何か1つでも捨てて、その小さな変化を受け入れられたら進みやすくなります。ゴミ屋敷を例に挙げましたが、美容室に行って髪を切ってもらう、化粧品カウンターでリップを合わせてもらうなど、人の手を借りて変化を得る方法もいいでしょう。

島田:セルフ・ネグレクトかどうかは微妙なのですが、「何をしても綺麗になれない」とある時に諦めてしまって、それ以来メイクをしたことがないという80代のお客様が来店してくださったことがありました。「娘に言われて仕方なく口紅を買いに来たの」とのことでしたが、リップをつけさせてもらったところ、すごく喜んでくださって。

清水:“変化”で心が動いた瞬間ですね…!

岸:いい実例ですね。もし人と会う気分でない時は、外に出てみるだけでもいいと思います。散歩したり、喫茶店でお茶したりして、一度自分を客観視できるような状態にするんです。それで家に戻った時に「おや?」と思ったところを、一つでもいいので変えてみましょう。


身近な人にセルフ・ネグレクト傾向が見られる時は…

清水:最後に、両親など身近な人がセルフ・ネグレクト傾向にある時はどうしたらよいのか、伺いたいです。

岸:まず、「これじゃダメじゃない」と責めるような言葉を言わないこと。相手を否定するのではなく、「心配だ」というアプローチをとるのがいいですね。コミュニケーションが難しい場合、65歳以上の高齢者については地域包括支援センターに相談窓口がありますから、頼ってみるのも手だと思います。

清水:友人同士の距離感ではどうでしょうか。「相談に乗るよ」と声をかけるとか?

岸:それだと「話さないと」と相手がプレッシャーを感じることもあるので、「お茶でもしよう」と外へ誘って、雑談しながら一緒に時間を過ごすだけでもいいと思いますよ。

清水:最初の声かけの仕方がカギですね。

岸:セルフ・ネグレクトに至ってしまう前に、相談できる人がいるかというのはとても大事なことなんです。気にかけ合える関係性を日頃から築いておけるといいですね。

📖本日の学び

離れて暮らす両親が病気やケガをきっかけに無気力傾向になってしまわないか、日頃からとても心配しています。今回の相談室で、よかれと思ってとった行動や声掛けが、場合によっては逆効果と知れてよかったなと思いました。特に、岸先生が教えてくれた「ここにモノがあると危ないから、どかしておこうか?」といった回答例はすごく参考になりました。否定や命令ではなく、心配と寄り添いの気持ちで接していきたいです(清水)

監修/岸 恵美子、島田久美子

編集/間野加菜代(Cumu)

イラスト/itoaya


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みんなのコメント

いつも働いてるお母さんと、会話らしい会話「したことがあったっけなぁ?最近お互いを傷つけあってるような気がし目ならない。
まるか
アンバサダー
まるか
この記事を離れて暮らす認知症の母の様子を見に行った帰りの新幹線で読みました。 読みながら、自分が無知であったことに情けなさを感じて涙があふれてきました。 「キャンセル界隈、セルフネグレクトって若い人が面倒で今日だけやらない」 そういったものだと思っていました。 母は少しずつキャンセルしていました。 ・卓球 ・体操 ・庭の手入れ ・お風呂  … 卓球で手首をケガしてから治っても行かなくなり、友達と通っていた体操も行かないように。 「また行くと楽しいよ」といっても言い訳したり、行かない言い訳を作ったりだったので、「わがままだな~😠」と思ってそのままにしていました。 そして1年後の今、家事やお風呂もキャンセル。同じことを何度も聞く、暴力的になって父と喧嘩、と認知症の典型例が出てきています。 離れて暮らすので状況が分かりにくいのもありますが、清水さんのおっしゃるような心配と寄り添いが全く足りなかったと思います。卓球や体操を行かなくなった時に何かもっとできたのではないかと、この記事を読んで悔しくなりました。 今回、母の事で反省したこと、この記事で学んだことを活かして私の周りのセルフネグレクト気味な人に寄り添っていきたいです。 私自身もやってみようかな~と思うことにはどんどん挑戦して変化を楽しんでいこうと背中を押して頂きました🤗
私は持病があり、体調が悪くなるとどうしても気持ちも暗くなってしまいます。 夫の仕事で一時的に海外に住まなくてはならなかった時、心身ともにかかったストレスのため病気や発作が出てしまい 本当に"床についてしまった"状態に…… シャワーを1週間に一度浴びるのがやっと 外出も治安的に怖く夫との週1のスーパー位でした 現在は帰国して、大好きな料理にのめり込んで食生活的にも精神的にも元に戻りました◎ たまに弱ることもあるのですが、最近運動も始め良いめぐりになっています
まさに風呂キャン常習犯です😇 入らないと、花粉やPM2.5、皮脂など一日の汚れが全身についているのが気になるのに、お風呂自体はとにかく億劫😂 面倒くさがりなのに、妙に潔癖なところがあって矛盾してます。 しかも一度入ると、隅々まで丁寧に洗わないと気が済まず、結局長風呂に……。 「入らなきゃ」と思うほどストレスになってしまうので、最近は潔く夜は風呂キャンして、朝に入るようにしています。 最近は、顔だけはちゃんと落とすようになったので、「えらいぞ、自分!」と褒めています😂
ぺえぺえさん 2026/9/15 13:19 への返信
ぺえぺえさんこんにちは✨️ コメントありがとうございます☘️ お気持ちを話してくださってありがとうございました。 お風呂にしっかり入れていて、身の回りをきちんとお掃除されて綺麗を保たれている努力だけで十分に凄いことだと思います!! それだけでも日々の暮らしをしっかり回そうと頑張っている証拠です☘️ ダイニングテーブルも長年手を付けられないのが悩みということですが、ご主人のご理解もあるので大丈夫だと思います。 誰かをお招き出来るようなお家にしたいという気持ちが素晴らしくて、そういった目標もご自身のペースで心が軽くなると良いですね✨️
グラノーラさん 2026/9/11 13:01 への返信
私もセルフネグレクトかも知れません。風呂は毎日浸かってますが、整理整頓、掃除が出来ない状態が4年ぐらい続いてます。洗面所、トイレ、ベランダ、キッチン周り、玄関、廊下、ダンボールまとめなどは綺麗にできるのですが、ダイニングテーブルの上が書類などで70%ぐらい埋まってて、食べるスペースはかろうじてある程度です。旦那もあまり、そこら辺のことは責めてこないです。精神科に相談もしてます。訪問看護のようなものも利用するかも知れません。誰かをお招きできるようなお家にしたいです。
見出しで気になって読んでみたけど、「やめること」を禁止にして余計に悪化した事もあったり、出来ない自分を責めてしまったり…長い人生、意図的な「やめる」の選択肢も選ぶ事で見えてくる景色もあるから私は無理して行動を起こさなくても良いのかなって。体調不良でもキャンセル禁止って辛くないですか。健康な人が考える意見と不安定になりやすい人の意見と様々ですよね。だけど、「なんだか最近違う自分になったかも?」と気づくきっかけは大事だと経験上思っています。
私は鬱病です。 鬱病になってからお風呂に入るのも億劫で夜はくたくたになってしまって 朝の洗顔をするのがやっとです。 これも治りますでしょうか?
毎日のお風呂が楽しみだったのに最近面倒になる事があったり、何もする気になれなくなる事があります。 昔、約束を頻繁にキャンセルする事もあった事を思い出しました。 それがセルフネグレクトなのかはわかりませんが、最近ある出来事があり気持ちが追いついて行けてない事は確かです。 昔は違ったのに最近は人混みが苦手になり臭いに敏感になって行ける範囲はウォーキングしています。
きっと真面目な故に限界を迎え、今までできていたことを投げ出し、 これじゃいけないと思いつつその状態を続けてしまうのだと思います。 本文にもあるとおり、責めるような対応は余計悪化させてしまうのかなと。 側にいるから何か困ったことがあったら言ってね、焦らなくて良いからねというスタンスが大事なのかなと思います(経験談です)。 きっと兆候があるはずなので、離れて住む相手でもやはり会話が大事なんだろうなと感じました。

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私は外に出るのに用意だけで疲れます。 お化粧はUVにきをつかい、潔癖症で 公共のものをさわるなど苦手で、元々は アクティブな方だったのに主婦になり子育てし出した頃から衛生に気を使いすぎて、外出するなが億劫で色々な予約をするのがつらいです。
色々と忙しい時は自分自身にも周りにも甘えて雑に対応してる事があると記事を読んで思いました。 心に余裕がないと他人や自分自身にも優しく出来ないので心のゆとりをもっと持ちたいと思いました。
似たような症状の家族が複数いて、共感したのは ✨相手を否定するのではなく、「心配だ」というアプローチをとる ✨コミュニケーションが難しい場合、地域の支援センターに相談、頼ってみる (岸さん) ✨否定や命令ではなく、心配と寄り添いの気持ちで接していく ✨よかれと思ってとった行動や声掛けが、場合によっては逆効果と知れてよかった (清水さん) です。その内容は、私も家族に対しての行動のなかで本当にそのとおりで…実践中、 そのほうが家族も症状悪化せず、気持ちも前より前を向いている気がします😊 このような周りの理解がないと、当事者はグレるというか、ヤケになってくるのを体感しました。 一方で…自分自身は、疲れて料理めんどうでキャンセル、などはありますが 私の中では休日までの仕事への体力維持のためのキャンセルってことで😅肯定しちゃっています… 身体の痛みがでるから、〇〇はこれ以上できない、も肯定…😁 自分を責めない否定しない、は元気でいるために私に必要なんです(笑) 人に頼ったりもします…家族に感謝🙇してます 人は頼り頼られ生きていると実感しています😃 このような話題もほんとうに助かります💕
なつこねこ
アンバサダー
なつこねこ
記事を拝見して、 すごく腑に落ちたことがあります🖐️ 高齢の母が親友を亡くしてから 部屋に引きこもり、食事もとらなくなって しまいました。 あんなにお料理が好きだったのに‥ 激痩せしてしまった母を 励ましながら少しずつ食べてもらい 回復するまで1年かかりました。 地域の包括センターにも相談して 協力してもらいました。 今思えば、セルフネグレクトだったのかも しれないです。 今後も生きる気力を無くさないように 少しでも人生を楽しんでもらえるよう 寄り添いたいと思います。
最近ある動画で知った「セルフネグレクト」というワードがこのタイミングでコラムになっていたので興味深く読ませて頂きました☘️ 〇〇キャンセル界隈というワードは少し前から流行りだしましたね… 風呂キャンが有名で、敢えて〇〇しない自分というのを発信するのも何だか変わっているな〜と思った反面… セルフネグレクトというのは気がつけば気力がわかずに何も出来なくなってしまっているという違いを知りました。 心身の疲れで心の病で出来なくなってしまう若い方からご高齢の方まで幅広く居ると思いますが… 身近な人でセルフネグレクト気味になりそうな人が居たら、上手く声掛けをして支援出来たらなと考えさせられました☘️